不器用な恋





まーくんか………



懐かしい………







『由月!』



ポンッと肩を叩かれ、振り返ると恭介が居た。




篠塚 恭介



昔からのヤンキー仲間。


同い年だけど、兄貴って感じ。



茶髪に染められてるのに、全く傷んでなくて、綺麗にセットしてある。



上手く崩している制服。




まぁ、俗に言う、イケメン。




ホストが似合いそうだ。





『恭介!?』





『久しぶりじゃん!由月、最近、Shieruに来ねぇし、来たと思ったら、竜といい感じだし……?あのあと、竜とケンカでもした?』




『あー………竜にコクられて、友達で、って言ったら、断れた。それだけかな……』






『竜が謝りたいって、言ってたぜ?』




『じゃあ、今度行こーかな……Shieru……』





『あぁ。てか、お前、足折ったんだろ?運んでやろーか……?』


恭介は立ち止まって、しゃがみ、アタシに背中を向ける。



『いいよ、重いし……』








『は……?お前こんな細いのに、重いわけねぇだろ……?それに、ケンカしてフラフラしてたとき、俺、お前のこと、運んだんだし………』




恭介はアタシの腕を持ち、まじまじと見る。






『おとなしく運ばれろ、由月。ほら………早く!』




恭介はアタシの腕を引っ張って、アタシを背中にくっつける。





恭介はゆっくりアタシをおぶった。





『恭介…ありがと…////』






『由月は遠慮しすぎだ。俺にぐらい甘えろ、バカ。』






『バカぁ?恭介、朝からケンカ売ってる?』






『おーわりぃ。朝からお前とケンカはキツい。』







『なら、バカ言うな!』







『由月、やっぱ女だな。』








『ん?どーゆう意味?』