不器用な恋




洗面を済ませ、制服に着替える。






松葉杖を使わずに歩き出す。




まだ不自然な歩き方で。







ヒンヤリ冷えた朝の空気は、痛かった。










あ、聖夜…――






迎えに来るって……言ってた。






アタシは携帯を開く。






携帯を開くと、新着メールが1件。







―――――――――――――――――――
Re:聖夜です


―――――――――――――――――――



夜中にごめんな。


今日はありがと。

明日、迎えにいくな?




―――――――――――――――――――










聖夜のメールアドレスを素早く登録し、返信メールを打つ。







―――――――――――――――――――
Re:由月


―――――――――――――――――――


昨日の夜のメール、気づかなくてごめん。



今日の迎えはいいよ。



一人で歩きたい気分だし(笑)



気持ちはありがとう♪





―――――――――――――――――――




アタシは送信ボタンを押し、学校に急いだ。




朝御飯も食べずに飛び出したアタシはすっかり疲れきっていた。