不器用な恋




『もう会えないね。ゆーちゃん。』





聞き覚えがある懐かしい声。





『僕、ゆーちゃんと離れたくない……』




見覚えのある栗色の髪。





大きな茶色の瞳。







『まーくん、ごめんね……もうバイバイしなきゃ…………』




小さい頃のアタシ…――?






『いやだっ!ゆーちゃんと離れないもん!』





栗毛の可愛い男の子はアタシに引っ付いている。







『まーくん……もうダメだよ………また……会いに来るよ……』





小さいアタシは泣きそうな男の子を必死になだめてる。






『ゆーちゃん…』






『なーに…?』






『僕とゆーちゃんがまた会ったら、けっこんしよーね?』






『まーくん………』







『絶対だよ?ゆーちゃん、僕が会いに行くからね?』







まーくんという男の子は、アタシに可愛いネックレスをくれた。




シルバーのクローバーのネックレス。








『ゆーちゃん、バイバイ!』




まーくんという男の子は小さいアタシに小さい手を振っていた。