ずーっと、煮え切らない気持ちのまま、病院に着いた。
大学病院だけあって、受付も広く綺麗だ。
受付には診察を待つ人達がたくさん座っていた。
ICUにつくと、中原さんが立っていた。
『姫城さん……?おかえりなさい。帰ってきたばかりで、悪いけど………診察するわよ。』
『は……?』
『あら、声出るようになったのね。まだ掠れてるから、気を付けなさい?また、出なくなることもあるんだから。』
『あー…はい。』
『診察はお昼前にやっちゃいたいのよ。だから早めにこれに着替えてくれる?』
中原さんはそう言って、ドラマで出てくるような病院の検査服をアタシに差し出した。


