不器用な恋



唯達、4人は声を揃えて立ち上がっている。






『おーい!何立ち上がってるんだ。ホームルーム始めるぞ!桐谷!?お前ら、4人とも学校来るなんて…………』




担任の和田がビックリした顔で唯達を見ている。



和田は若手のくせして、仕事に対してぶっきらぼうだ。





『ん?中学生も居るじゃないか!君!クラスと名前は?』


和田は麻夕海ちゃんを指差している。


高校か中学の制服かなんて、一目でわかる。




『あ、由月さん達、そうゆうことなんで………』


麻夕海ちゃんはアタシ達に小声でそういうと、和田に向き直った。




『3Cの瀬戸 麻夕海です。』




麻夕海ちゃんは声色を変えて、和田を睨んでいる。




『瀬戸…………?瀬戸 夕姫奈の妹か。姉妹揃って、問題児だな。早く教室に戻りなさい。』





姉妹揃って、問題児、と言われたとき、麻夕海ちゃんは少し嫌そうな顔をした。



麻夕海ちゃんは無言で教室を出ていった。