数日後―-―――
「いやあ、まさか2人が結婚するとはね。」
「俺はこうなると思ってたぜ。なんとなく。」
これから2人で住むマンションに歩美とマサが来た。
「どうぞー。」
舞衣が紅茶を出す。
「あ、ありがとう。」
「さんきゅー。」
紅茶を飲みながら、歩美が言った。
「浩隆どんなけ儲けてんの?」
「は?」
「このマンション凄い高いでしょ?しかも最上階で!」
「全然高くねーよ。」
「うっそだあ!これだから金持ちは…。」
呆れたように歩美が言った。
「そういえば舞衣の実家も立派な家だったよね」
「え?普通だよ」
「…これだから金持ちは...」
歩美が、まるで話しにならないとでも言うように紅茶を飲んだ。


