1のAの教室のドアを勢いよく開ける。 バン! 『転校生の雛森夏希だ』 教室に居る男子達は目が点になっていて口をパクパクさせている。 『男にしては…女っぽいやつやんな♪俺、笹倉蒼っちゅうねん、よろしゅーなっ』 いきなり赤い髪のヘラヘラ笑う関西弁の男が喋りかけてきた。 『ぉ、おう!よろしく!』 そのあとも次々とクラスメートが自己紹介してくれた。 まだ来てない一人を除いてー…