『久しぶり!!


元気かっ!零??』


夏休みが明けて
学校に登校するとやけにテンションが高い海斗。


「ん。久しぶり!!


焼けたねぇ〜海斗っ!!」


本当は先生の顔を見たくないから学校なんて来たくなかった。


でも前の日。


「明日絶対学校来なさいよっ!


来ないと怒るからねっ!!

明日、学校で待ってるから!!」


と未来から電話があった。


だから今日学校に来る決心ができた。


「おはよっ!!


零!学校来たじゃん!!」

未来は嬉しそうな顔で私に微笑む。



「未来のおかげだよっ!!」


私は未来に微笑み返す。



『元気出せよ。』


小さな声で囁いた大和。



「なんで…??」


私は思わず大和の顔を穴が開くほど見つめる。



どうして大和が別れたこと知ってるの…??


『まぁー風の噂ってところ??』


大和はそのまま海斗と2人で体育館に歩いていった。