「ねぇ…せんせ??」



『ん?どした……?』



先生は私の肩に顎を乗せる。




「夏休み…どうするの…??」




『そうだった…。

明日から夏休みだっけ?』


先生??絶対に分かってないよね。



私が思ってること……。


「せんせーに会える??」


『お前が呼んでくれればいつでも会いに行くし、

俺、たまに学校来るし。』


優しく微笑む先生。



「でも………」


『気にすんなよ!!


お前のためなら忙しくてもいつでも駆けつけてやるから…


淋しくなったら夜中でも朝早くでも気にせず呼べ!!』


でもね…?

先生…………??


私…聞いたんだよ…??


新任の先生は研修とか、

職員室でも下っ端だからいろんな先生達に使いっ走りにされるって。


先生は忙しいんだよね…??



私…我慢するから…。


先生は私のこと気にせず仕事頑張ってね…??



無理だけはしないでね?



……………先生。



私は先生のこと応援してるから…。