「明日から夏休みだ!!」


隣で嬉しそうにはしゃいでいる未来。



「はぁ~」


でも私は逆に溜め息。



「なんでそんなテンション低いの??」


未来に聞かれてもはぁ~と溜め息が出る。


「あっ分かった!!


夏休みになったら先生に会えない~

とか思ってるんでしょ?」


未来の顔を見るとニヤニヤと不自然に笑っている。



「そんなに笑わないでよ~」


私は顔を赤らめながら未来の背中を叩く。



未来は叩かれているのにも関わらず、

顔がニヤけっぱなし。



でも仕方ないでしょ…??


先生は部活の顧問の先生でも常勤の先生でもないんだから…。



私が学校に夏休み来たとしても先生はきっといないだろ。


「ねぇ~未来??

どうすればいいのかなぁ…。」


私はトボトボと歩く。



未来は振り向いて一言。



「せんせーに相談しなっ!!」


と、言った。