段々沈んでいく夕日を眺めたまま何も言わない未来。


「どうしたの?未来…??」

私も真っ赤な夕日を眺める。


「…零ってあたしのことどう思ってる?」


少し間があったあと未来がおもむろに口を開いた。



「…どう思うってどういうこと?」

未来の言っていることがよく分からない。


「零は、あたしのこと親友だって思ってる??



…少なくともあたしは零のこと親友だって思ってる。」


夕日を見つめたままの未来。



「私だって未来のこと……


親友だって思ってるよ?」


私が言い終わると同時に未来は呟いた。



「だったら………





…………なんで言ってくれなかったの?」





「……えっ……??」




思わず首を傾げる。