そうすると大和は

『いいんじゃねぇの?


誰を好きになろうと好きになったら気持ちは抑えれねぇだろ?』


そう言って優しく微笑む。



「よかった…

叶わないんだからやめとけって言われたらどうしようかと思った…。」


ほっと胸をなで下ろす私。


『んー、そうだなぁ…。


確かに叶わないんだから俺にしとけって言いたいところだけど…

俺がどうやってもあの先生には勝てそうもねぇしな。


これからは零の恋を応援してやるよ。』


大和は私の髪の毛をクシャッとする。



「ありがとっ…大和」



『ん。いいけど?

でも最近調理室行ってねぇだろ?


アイツとなんかあった??』


大和はすごいね。


好きな人に振られたのにその人の恋を応援するって言うこうとができるし、
それに心配もしてくれる。



私が大和の立場だったらこんなことはできないよ…。