『まあ、あくまでも俺らの予想だからなんとも言えねぇけど…』


先生は腕を組みながら言う。



「そんなぁ~どうしよ……」


未来は崩れ落ちる。



「大丈夫だって!

それに海斗だって……」


私は言葉を切る。



すると先生が

『西城!それは言っちゃだめだろ?』

と顔をニヤつかせ言った。


「えっ??何?何よ!!


教えてよ~」


未来は私の肩を掴み揺らす。



「や~め~て~」

私は必死にもがく。


だけど先生は笑っているだけで助けてはくれない。



『あっもうこんな時間!!

2人とも早く帰りなさい!』


急に授業のような先生口調になる。



『じゃあ気を付けて帰れよ

さよ~ならぁ』


私と未来は荷物をまとめた。



「あっ!!ね、先生!!

メアド!教えてよ!」

突然の未来の発言に私は思わず持っていた鞄を落とす。