「キャアー!!」


先生の言葉が終わると同時に発狂した未来。



「え…??未来……?」

と私。


『おい?藍葉??大丈夫か?』

と先生。



「も―!!せんせーも零もそんなに”海斗”って言わないでよっ!!

って!なんでせんせ―も零もあたしの好きな人知ってるの??」


さっきまで発狂していた未来は

冷静さを取り戻し私と先生の方を向く。



「そりゃあ…ねぇ…??」



『なぁ?藍葉が…ねぇ…??』


先生と顔を見合わせる。



そして私は


「多分…未来が海斗のこと好きだっていうのは


海斗以外はほとんどの人が知ってると思うよ…?」


と言った。



先生は頷いている。



「え…??ウソ……っ」


未来は目を点にする。