「ねぇせんせー!!

せんせーって彼女いる?」


未来が聞いても教えてくれなかった先生。


でも今なら教えてくれるかな、って。

そんな気がしたんだ。



『ん―そうだな……

西城を信じて言うけど彼女はいねぇよ。



誰にも言うなよ??』


……ほらね??



根拠はないけど教えてくれた。



『でな……』


『……だろ??』



片づけをやりながら先生の学生時代の話を聞いたり他愛のない話をしていた。



先生は私の目を見て話すんだ。



先生と目が合うとすごく胸が高鳴る。





ねぇ…先生。。


ありがとう…



ねぇ…先生。。


私、先生のおかげで前に進めそうだよ…



ねぇ…先生。。


だけどね?

私、先生のこと………


好きになっちゃったみたい…。



先生のせいだよ??

先生が優しくするから…


でも、先生に告白しないから安心してね?


私、先生困らせるのはイヤだから。


先生と今の関係でいられるだけで、私はいいんだ。



でも胸の中で思うの許してね?




先生……大好き、です。