「おはよぉ~!!」
『おっす!!』
『ちぃーすっ!!』
朝いつもの3人、
未来、大和、海斗が揃ってうちにやってきた。
「おはよー!」
いつもよりも早く目覚めた私はすっかり準備万端。
『「き、奇跡だ」』
私が玄関を開けると声をそろえて驚く3人。
「へ?何が奇跡なの??」
首を傾げる私。
でも、3人が何に奇跡だと言っているのかは気づいている。
「今、零がその状態であること。」
未来は目を丸くして私を見つめている。
「し、失礼しちゃうなぁー。」
私はアハハと笑い飛ばす。
未来、大和、海斗。
君らが驚くのは仕方ないよ…。
いつもぎりぎりの時間に起きる私が
ここに制服を着て立っているのは本当に奇跡であろう。
なんたって私自身驚いているんだから…。