『…い?…零??大丈夫か??』
目を開けると私はベットで横になっていて服も替わっている。
「うん。大丈夫」
私はまた作り笑顔を見せる。
『零…無理して笑うのやめろって言ったよな?』
先生はどこか不機嫌になっている。
なんで怒ってるの……??
なんで…なんでなの…??
私の目からはまた大粒の涙がこぼれる。
『え…ちょっなんで泣いてんの?!』
私の涙に気がつき先生は驚いている様子。
「だって…先生怒ってる…から…
怖くて…怖くて…
どうしようもなかったのに…
先生……怒ってるから…」
私の目からはもうどうしようもないくらいに大量の涙。
さっきの恐怖が
頭の中で繰り返されて
先生の怒っている声が
頭の中で繰り返されて
もう涙は止まらない。
