ねぇ…先生。。





「ん?でもちょっと待って。


お兄ちゃん……いでっ」


私が喋ろうとすると足を未来に蹴られた。



「”お兄ちゃん”じゃなくて”西城先生”でしょ?」


未来は私の耳元で言った。



「あ…そうだった。」


学校ではお兄ちゃんって呼んじゃいけないって言われたんだっけ。



『別に2人が兄妹だって知ってるから大丈夫。


でも俺以外の先生の前ではお兄ちゃんって呼ぶなよ?』


先生に目を見つめられる。


その瞳に私はどういう風に映っていますか…?



『…い??零??大丈夫か?』



「あっうん、ごめん。」


ぼーっとしていてお兄ちゃんに名前を呼ばれていたことに気がつかなかった。



『で、さっき言いかけたことは??』



「だからね?彼女とはいつ別れたの?」


これさっきからかなり気になってたんだよ。



『向こうが二股かけやがったから、
俺が振ってやった。』


なぜか自慢気に言うお兄ちゃん。



だけど二股かけられる隙がお兄ちゃんにあったってことだよね?


それってたとえ振ったとしても自慢にはならないしね…。