『浩介?他にも言うことあるんじゃないのかな?』
先生はおもしろそうにお兄ちゃんを見つめる。
『え…?それも言わないといけませんか?』
お兄ちゃんは先生を軽く睨む。
『言ったほうがいいんじゃない?』
今にも笑い出しそうな先生。
「何?!浩兄教えてよ!!」
案の定食いつく未来。
はぁ~とまた溜め息をつくお兄ちゃん。
そして言った。
『俺…彼女と別れたんだけど』
「えぇぇぇぇ…?!?!」
このお兄ちゃんの言葉に私は大きな声で叫んだ。
だって聞いてないよ?
そんな話。
「零!うるさい!!黙ってて。」
未来にキツく叱られ私は黙る。
あとでお兄ちゃんに事情を聞こう。
「その後をどうぞ。」
未来はお兄ちゃんを促す。
『で、俺の担当のクラスのある子に告白されたワケで…』
「『うん、うん』」
興味津々の私たち4人。
『俺は…その子のことが………』
「『うん、うん』」
『好きだったワケで………』
「『うん、うん』」
段々お兄ちゃんに近づいていく私以外の3人。


