「ちょっと、零!
聞いてよ!!」
4時間目のチャイムが鳴り終わると同時に
未来が教室に飛び込んできた。
「え…?どうしたの??」
すごく慌てている様子の未来。
「浩兄なんだけどすっごいモテようなのよ!!」
この未来の発言は有名というか私も知っていること。
たまにお兄ちゃんを校内で見ると周りには10人近くの女の子がいる。
私はそんなお兄ちゃんを睨みながら横を素通りする。
そんなのことの繰り返し。
「で、よーく聞いてよ??」
未来は目を輝かせる。
そして私は耳を澄ませる。
「あたしもこの情報は今さっき聞いたんだけど、」
情報通の未来が今さっき知ったってどんな秘密の話なんだ??
「浩兄は10人以上の女の子に告白されてるらしいよ!!」
……………………??
10人以上ノ女ノ子ニ告白サレテル??
「すいませんが意味が分かんないです。」
私は申し訳なさげに未来を見つめる。
だって告白とか…
10人以上とか…
意味分かんないって話じゃん??
「あたしだって今さっき聞いたんだから詳しいことは知らないわよ?
でも告白されたのは本当なんだって!!」
すごく興奮している未来。
「でさ!!今から真相を暴きにいかない??」
「どこに…??」
「そんなの決まってるでしょ?!
浩兄のところに行くのよ!!」


