それから調理室は笑いが絶えなかった。
なぜかみんな打ち解けていて、
すごくその時間は幸せで、
どうしようもなく楽しくて、
どうしようもなく嬉しかった。
お兄ちゃんと楽しく喋ることができて、
先生と楽しくて喋ることができて、
どうしようもなく嬉しかった。
『っともうこんな時間か。
西城先生、これから会議ありますよね?』
先生は腕時計を見る。
『お前らはもう帰れよ。』
先生に調理室を追い出される。
「疑問なんだけど浩兄と先生めっちゃ仲良くなかった?」
未来は調理室を出るとおもむろに口を開く。
『それ、言えてるよな。』
ちゃっかり手なんか繋いでいる海斗と未来。
『気のせいだろ??』
と、大和が言うと
「あんたなんか知ってるわけ?」
未来は苛つき気味。
『なんも知らねぇよ。』
と、いう大和。
だけど絶対何か知ってるよ。
大和のバーカ。
あんたはいろんなこと知ってすぎなんだよ。
今思うと、このときの大和がすごく憎い。
だって本当にいろんなこと知ってたんだもん。


