『藍葉、耳かしてみ?』
先生は未来の耳元で何かを言った。
そうするとみるみるうちに赤くなる未来の顔。
どうしたんだろ??
『その顔は図星だな?!
なぁ!西城!!お前は知ってるか?
………藍葉の好きなやつ!!』
先生は満面の笑み。
ドキッ…………
先生の笑顔、
やっぱり…アイツに似てる…
いろんなところが先生とアイツは似てる。
笑った顔とか髪の毛をさわるしぐさとか…
あいつにすごく似てるんだ…
『……じょう?!西城?聞いてんのか??』
私の顔を覗き込む先生。
「はい?!なんですか??」
慌てて顔をそむける。