「伊藤ちゃん…もしかして?」



私の頭にはあることが浮かんだ。




『そうだな。そのもしかしてだよ。



俺はお前と朝倉先生がそういう関係だってことは知ってる。』





私の予想、大正解。




「いつから…??」





私は近くにあったイスに座る。




『いつからだっけな…。



でも俺は教頭にも校長にもチクるつもりはないから安心しろ。』





「え……………??」





『俺は教師になってもう5年くらい経つんだけどな?



ここの学校に来る前にある生徒とそういう関係になったことがあった。』




遠い目で話しはじめた伊藤ちゃん。