『俺…零のこと好き。』



先生は私にキスをする。


いつもならすぐに唇が離れるのに今日のキスは特別長い。


しかも…角度を変えて何回も。



「……んっ…せ…んせ…。」


キスの合間に言葉を発しようとするのに先生はなかなかキスをやめない。



……………ん?!


何これ……??


私の口の中に先生の舌が…。


苦しくなって先生の胸を叩く。


それでもやめようとしない先生。


あ―っなんか頭の中がぼーっとしてきた…。


そして抵抗するのをやめた私。


と、いうか力尽きた。


そうすると先生は


『ここまでにしとく。』


と言って私から離れる。



「すぅーはぁー」


私は大きく深呼吸する。



これが大人のキスってやつなのかな…??



『………やばかった…。』



先生がそう呟いた気がして聞き返す。


「何がヤバイの??」