「みーらいっ!!」


昼休み、今にも寝そうな未来に声をかける私。



「あ―っ!もう何?!


すっごい眠いんだけど?!」



睡眠を邪魔されてご立腹な様子の未来。



「先生の誕生日…近いんだけど?」


また寝ようとした未来に私は囁くように言った。



「はぁ?!今なんて?!?!」


未来は目をキラキラに輝かせる。


未来はこういう話題、大好きじゃんね??



「先生の誕生日が近いの…。」




「え…?!いつなのよ??」



「10月20日」



前、先生に名前の由来を聞いたとき言ってたんだ。


『俺の誕生日10月20日なんだけど秋真っ盛りじゃん??


で、秋平みたいな…??』


ってね。



やっぱり彼女としては彼氏の誕生日を祝うのが普通でしょ?


「で、プレゼントは何あげるの?」

完全に眠気が吹っ飛んだ未来。



未来さん………。


そこが問題なんですよ…。



「何あげればいいのかな?」


結構前から何をあげればいいのか考えていた。


で、気がつけば先生の誕生日は一週間後。


これはヤバイと思った私は未来に相談したワケです…。