『って話長すぎたな。


まあ本当のこと言うと零のこと襲いそうになったから…?



みたいな話でさ……。』


思わず振り向いた私。




『でもこれだけは許して…。』


先生は私の顎を掴み上に向かせる。


そしてだんだん近づいてくる先生の顔。



自然に目を閉じた。


すると私の唇に柔らかい感触が…。


目を開けると先生はニヤッと笑っている。



『零のふぁーすときすゲット!』


と、先生は呟いた。



『これから手出さないように頑張るけど



ぎゅーって抱きしめるのとちゅーだけは許して?』


上目遣いで私を見つめる。


先生…そんなの反則だよ…。



そんな目で見つめられたら断ることなんてできないよ…。


黙って頷く私。



『ん。良かった…。』


そう言ってまた私を抱きしめた先生。