『しかもさ、学校始まったら
当たり前だけど零は調理室来ないし…。


学校で避けられるし、


もう耐えられないくらい寂しくて……。



授業で会うお前は俺と目を合わそうとしない。


ホント…そんな毎日が辛くて…苦しくてさ。



いつになったら
零は俺に助けを求めてくれるんだろう…。


ってそればっかり考えてた。



廊下ですれ違うときなんてお前のこと抱きしめたい…なんて衝動にかわれて。



毎回平常心を保つのが精一杯でさ。』




先生の一言一言が胸に染み渡る




『伊藤先生から零が体育委員になったって聞いたときは正直ヤバかった。


ヤバかったってもんじゃないけど。



で、今日ずっと一緒にいたら零は倒れちゃってさ…。



そんな零見てたら


今まで押さえてた気持ち溢れだしちゃってさ…。』



先生はなぜか溜め息をつく。