二人だと運ぶのも早い。
あっという間に五つの段ボール箱は店内へと運び込まれた。
「ほい」
店員さんが、近くの自販機で買ってきたペットボトルのお茶を僕に差し出す。
「悪かったね、ここらじゃ見ん顔じゃけぇ、他所の土地の人じゃろ?そんな人に重たい荷物運ばせてしもぅて…」
「気にしなくていいさ」
店員さんの紡ぐ方言に温かみを感じながら、僕はよく冷えたペットボトルのお茶を一口含んだ。
「一日百善!これが僕のモットーだからさ」
「…変わった人じゃね、あんた」
店員さんは屈託なく笑った。
「俺は橘 千春(たちばな ちはる)っていうんよ、あんたは?」
年齢もさして変わらないであろう彼に。
「紬 雄大(つむぎ ゆうだい)だ」
僕は自己紹介した。
あっという間に五つの段ボール箱は店内へと運び込まれた。
「ほい」
店員さんが、近くの自販機で買ってきたペットボトルのお茶を僕に差し出す。
「悪かったね、ここらじゃ見ん顔じゃけぇ、他所の土地の人じゃろ?そんな人に重たい荷物運ばせてしもぅて…」
「気にしなくていいさ」
店員さんの紡ぐ方言に温かみを感じながら、僕はよく冷えたペットボトルのお茶を一口含んだ。
「一日百善!これが僕のモットーだからさ」
「…変わった人じゃね、あんた」
店員さんは屈託なく笑った。
「俺は橘 千春(たちばな ちはる)っていうんよ、あんたは?」
年齢もさして変わらないであろう彼に。
「紬 雄大(つむぎ ゆうだい)だ」
僕は自己紹介した。


