「ほんっと、空君もよく亜美菜のわがままに付き合ってくれるよね!
普通なら3日でギブアップだよ!」


お昼休み、あたしは親友の唯花とお喋りに花を咲かせていた。


「だって、あたしの彼氏だよ?!
あたしの全てを愛してくれる人じゃなきゃ。」


周りの友達はみんな、あたしの事わがままっていう。


だけどこれが当然じゃない?

だってあたしだよ?


「空はね、あたしが大好きなんだよ。
あたしの分の宿題やってくれるし、
メールの返信は3分以内に来るし、
あたしが呼べばすぐに来てくれるし」



唯花は呆れた顔であたしを見た。


「それ、してくれてるんじゃなくて
させられてんでしょ。」