「ねぇ?あたし、玄関でずっと空待ってたんだよ。
だからアイスおごってよね!」


あたしは子供の様な笑顔を空に向けた。


「あ、これ食べる?」


そう言った空の手にあったのは、
さっきの女の人に貰ったクッキーだった。



「・・・・あり得ない!空のバカッ!」