蓮見side
蓮を追いかけようと立ち上がった時、奏翔くんが入ってきた。
「佐野!!なにがあったんだ?!蓮泣いてたぞ?喧嘩でもしたのか?」
何も気付いてない奏翔くんに腹が立った。
あたしは、無意識に奏翔くんの頬を打ってしまった。
「ってぇ」
「どうして!!どうして、蓮が独りぼっちなのに何も気付いてあげなかったの!!」
「え?独りぼっちって、佐野がそばにいたじゃん」
「そばにいたよ!!あたしがそばにいて少しくらいは支えになってたかもしれないけど!本当にそばにいてほしかったのは・・・・・・・・・奏翔くんだよ!!・・・・・
なのに何であの時の嘘も気付いてあげなかったの?!
蓮は今までずっと一人で、あたしにも頼らず辛い思いしてたんだよ?!」
「ちょっ、意味わかんねぇよ。あの時って?」
「あたしはその場にいなかったけど蓮から聞いた。蓮が満羽ちゃん打とうとした日」
「あの日?」
「蓮はあの性悪女に追い詰められて我慢できなくて打とうとしたんだよ。それに先に打たれたのは蓮だったんだよ?」
「嘘だろ?」
「嘘じゃないよ」
「あの時、あいつ何も言わなかったんだぞ?!そういうこと何も言わないでただ暴言はいて出ていったんだぞ?!」
「言えなかったんだよ!!お父さんもいなくなって、お母さんと尚くんにも捨てられたって思ってた蓮は何も考えられなくなったんだよ。トラウマってやつで、多分、奏翔くんが自分の事を軽蔑したんだって思いこんでしまって・・・何も言えなかったんだよ」
「・・・・・佐野・・・・最初から話してくんねぇ?」
「うん」
蓮を追いかけようと立ち上がった時、奏翔くんが入ってきた。
「佐野!!なにがあったんだ?!蓮泣いてたぞ?喧嘩でもしたのか?」
何も気付いてない奏翔くんに腹が立った。
あたしは、無意識に奏翔くんの頬を打ってしまった。
「ってぇ」
「どうして!!どうして、蓮が独りぼっちなのに何も気付いてあげなかったの!!」
「え?独りぼっちって、佐野がそばにいたじゃん」
「そばにいたよ!!あたしがそばにいて少しくらいは支えになってたかもしれないけど!本当にそばにいてほしかったのは・・・・・・・・・奏翔くんだよ!!・・・・・
なのに何であの時の嘘も気付いてあげなかったの?!
蓮は今までずっと一人で、あたしにも頼らず辛い思いしてたんだよ?!」
「ちょっ、意味わかんねぇよ。あの時って?」
「あたしはその場にいなかったけど蓮から聞いた。蓮が満羽ちゃん打とうとした日」
「あの日?」
「蓮はあの性悪女に追い詰められて我慢できなくて打とうとしたんだよ。それに先に打たれたのは蓮だったんだよ?」
「嘘だろ?」
「嘘じゃないよ」
「あの時、あいつ何も言わなかったんだぞ?!そういうこと何も言わないでただ暴言はいて出ていったんだぞ?!」
「言えなかったんだよ!!お父さんもいなくなって、お母さんと尚くんにも捨てられたって思ってた蓮は何も考えられなくなったんだよ。トラウマってやつで、多分、奏翔くんが自分の事を軽蔑したんだって思いこんでしまって・・・何も言えなかったんだよ」
「・・・・・佐野・・・・最初から話してくんねぇ?」
「うん」