The passing heart

「あ!蓮ちゃん怪我してるの?保健室いこう?」


・・・・・・・イラッ


あたしを苛つかせる声の主。

長谷川満羽。


「満羽!丁度よかった。蓮、保健室いってこい。具合も悪そうだし。先生には俺から言っておく」


「え・・・・別にいいよ」


長谷川満羽と行くなんてあり得ない。

「ちゃんと消毒しないとダメだよ蓮ちゃん。一緒に行こう?」


「や、本当に大丈夫だから・・・・・―っ?!」


「蓮ちゃんほら、立って」


この女・・・・!!

机の下であたしの足を思いっきり踏みつけた。

可愛い顔と裏腹にすごい力。

かなり痛い。

もちろん、奏翔は気づいてない。

「じゃあ蓮、お大事にな〜」


半ば強制的に腕を引かれながら長谷川満羽に着いていった。