「そっか・・・・ごめんね」


「俺も悪かったな。で、今まで何してたんだよ?」


「屋上にいたら睡魔におそわれて寝ておりました・・・・」


「屋上って外で寝てたのか?お前バカだろ。風邪ひくぞ」


「ひかないよーっだ!奏翔こそ何でいるの?帰らないの?」


そう、今頃だけど教室に来たのは奏翔だった。


「お前が戻ってこないから探してたんだよ」


「あ、そうなんだ。何かごめん」

探しててくれたんだ。

う・・・・・嬉しい・・・・・。


「蓮も戻ってきたし、人待たせてるからもう帰るけど」


「・・・・満羽ちゃん?」


「おうっ」

ちょっと前のあたしならこの言葉きいて落ち込んむんだろうな。


だけどさっきの今だ。

ここで引き下がる訳にはいかない!!

性悪女 長谷川満羽!!
覚悟してなさい!!


「奏翔・・・・」


「んー?」


「あたし奏翔と帰りたい」


「いきなりなんだよ?」


「一緒に帰りたいの!奏翔と!!」