満羽ちゃんは容姿が容姿なだけに学校中の男子からよくモテる。

この子が本気になれば、容赦なく男子を動かすだろう。

目障りなあたしを消すために。


「ふふっ・・・・・」


満羽ちゃんは不気味な笑い声だけを残して屋上を出ていった。


ふんっ!



あ〜!腹立つ!!

まさかあんな子だったなんて!!

むきぃいぃいぃ!!!


教室戻んないといけないけどこのまんまじゃまた、奏翔に八つ当たりしそうだな。

そう思ったあたしは、怒りがおさまってから戻る事にした。