ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ･･･

ガラガラッ!!


｢ふぅ〜間に合った〜｣


｢コラーッ!お前ら遅いぞ。早く席つけ｣



･････････――っ



何となく分かってたけど、やっぱり目の前で見ると･････。


｢ヒューヒュー!なんだよ奏翔!お前、長谷川とデキてたのかよ!｣


｢朝から２人で遅刻ギリギリってヤ〜ラシイ〜｣


｢お熱いね〜おふたりさん!｣



｢うっせ!バーカッ｣


奏翔と満羽ちゃんが一緒に登校してきたのをみてクラスの男子が冷やかしの声をあげた。

奏翔が皆の声に悪態をつきながら席につく。

満羽ちゃんは頬を赤らめていた。

奏翔･･･皆に否定しないんだね。
本当に付き合ってるんだね。


ねぇ、奏翔?

すごく遠いよ･････。

奏翔まで置いてかないでよ･･･。