「・・・・ぇ・・・・?」
「な〜に、泣いてんだよ」
「な・・・・・・んで?」
「電話ん時に波の音きこえたから心配になってさ。このあたりで海っていったらここしかないからすぐ分かってよかったよ。マジで」
「・・・・・・・・」
なんで、そんなに心配してくれるの?
「でも、まぁ俺達の家からだとここまでかなり距離あるしな〜。どうせ帰り道わかんなかったんだろ」
「・・・・・・・うん」
「てか、マジあっちー!海はいりてぇ」
海って・・・・まだ寒いのに・・・。
あ、
そっか・・・・・走って探してくれたんだ・・・。