The passing heart

あの子も奏翔が好きなんだ。



こう考えると奏翔がいつ誰かと付き合ってもおかしくないよね。


「蓮〜何してたんだよ。いきなり消えんなよなぁ」


教室に入るなり奏翔が文句を言ってきた。


そういえば、こいつも一緒にいたんだった。

ほったらかしにしてたんだ。

ふっ。いい気味。

おっと、いけないダーク蓮がでた。


「蓮見〜。お〜は〜よ〜」

奏翔はサクッと無視して机に突っ伏してる蓮見に抱きついた。


「毎朝その挨拶うざい」


蓮見に抱きつくのは朝の挨拶。


「そんな事いわないのっ」


「うざい。おやすみ」


も〜、眠かったらいつも不機嫌なんだから。