縮まらない、距離。

伸ばせば届くのに
触れたとたん
消えてゆく。

背を追う私の
声届くのはいつ?


振り向かない
そんなこと
最初から知ってる。

前だけ見据える君。
過去ばかり振り返る私。
逆方向に進んでも
いつか、その道が
重なれば、それでいい。

左斜め上。
月を見上げる君を
見上げてる私。

切なすぎる夜。
聞こえるのは

星のささやきと…
重ならない足音。


毎日のように
見る夢の中

笑いあったあの日に
もうすぐ帰ろう。

約束しなくても
自然と足が向いていた
あの星空の下。

今度は手を繋いで
歩こうね。