中身を読んだ瞬間。 俺は、元々。 固く閉じていた唇を、さらにきつく閉じた。 そうか・・・・・・。 好きなやつが、いるのか・・・・・・ 俺に相談するくらい 真剣なんだな。 宮崎なつみが教室で、 笑ってる顔が頭の中に出てきた。 ああ・・・・・・ あいつは、いつも 笑ってるほうがいい。 だから 協力は惜しまないつもりだ。