どっかりと。
まるで最初からあたし達がいた、みたいに椅子に腰掛ける琴子。
どうしてそんなに余裕なんだ。
琴子さんは周りの目というものを気にしないのか?
この席を取った人が先輩だったらどうしよう。
目ぇつけられたら面倒だよ…
あたしはそれが心配で心配で、椅子に座れなかった。
「香澄どうしたの?」
「え…」
どうしたの、って…。
やっぱ空いてる席に戻ろうよ、そう言おうとしたところで。
もちろんちょうどいいタイミングでこの席の人は帰ってくるもので。
「あの…そこ僕たちが取ってたんだけど」
ほらほらほら!!
来ちゃったじゃんっ!!

