当たり前だけど…あれ…?
あたしは小さな違和感を覚えた。
なんだろう。
この…胸に突っかかるような…。
『ユウ…ヘイ…?』
あたしは先輩に呼びかける。
先輩…?
何かが一気にこみ上げてくる。
本当にこのまま先輩が死んでしまったら…あたしは一体どうなってしまうんだろう。
〝俺が死んだら悲しむ?〟
ふと思った。
きっとこの世界中を探して、愛おしい人が亡くなって苦しんでいる人はたくさんいることだろう。
人は生きていれば死ぬものだ。
分かっていても悲しいこと。
『ねぇ…目を開けて…』
ぐっとこみ上げてくる。
これは…何だ?

