先輩からの挑戦状。
そうか。
きっと先輩はあたしを試しているんだ。
先輩がそうくるなら…あたしだって…。
あたしも先輩に負けないように、じっと睨んだ。
『悪いってことは分かってる。それでも…それでもユウヘイのことが好きなの…っ』
諦められない。
そうだよね?
あたしだって今、慎也先輩を諦めろって言われたら首を横に振るもん。
リノアだって…そうでしょう?
好きなものは好き。
諦めるなんてできないの。
『…っ!後悔するといいよ!!』
先輩は小さく舌打ちをして袖に戻っていく。
あたしは頬に手を添えて、その場に座り込んだ。
ここここ…恐かった…っ!!!
本気の本気で恐かった…っ!!!
思い出しただけで鳥肌がたつ。
まさかあんな風に来るなんて考えもしなかった。
美空先輩…酷すぎるにもほどがあるよ…。

