ねぇ、こんぽ気持ちはリノアと一緒?


リノアもこんな気持ちなの?



あたしが慎也先輩を好きなように、リノアもユウヘイが好きなんだよね?



なんか…分かってきたかもしれない。



―――――…



人はよく次の日に特別なことがあると眠れないというけれど、あたしはいつもより熟睡することができた。


あたしは胸を躍らせたまま、明日を待ち望むことにした。



結局完璧と言えるような演技はできなかった。


涙は踏ん張ってもこれっぽっちも出てきてはくれなかった。



そして、昨日言った先輩の意味深な言葉はいまいち分からないままだった。



こうなったら琴子の言うとおり、なるようになれだ。


なんとかするしかない。


もう自分を信じるしかない。



―――――――――…



朝。


こんなにも気持ち良く目覚めることができたのは初めてかもしれない。



あたしの気分は上昇中。




「よっし」



小さくガッツポーズ。



勇気を度胸を。


なにもかもかき集めて、今、あたしに。