頬を伝うのは汗だろうか。


それとも涙だろうか。



なんてボーっと考えた。



というかどうしてあたしはスイカを食べているんだ?


何でこんな苦しい思いまでしてスイカを食べなきゃいけないんだ…?



なんだこれは…やはり新たなイジメなのだろうか…?



なんて考え出してしまうのはきっと暑さのせいだけじゃない。



「せんぱぁーい…」



どうしよう!! そう目で訴える。



あたしはもう限界。


それは先輩だって同じだろう。



このスイカをどう消費するかが問題だ。



いくら食べれないとはいえ、捨てるなんてのは失礼すぎる。


勿体無いことはしたくない。


だからと言って、そう簡単に食べれる量でもない。



…一体どうすれば。




すると突然、先輩は意を決したようにゆっくりと立ち上がった。