危なっかしい足取りでスイカを運ぶお爺ちゃんを見た藤田先輩は、ダッシュでお爺ちゃんの元へと向かって行った。



優しいよね。


かなり男前だなぁ。



なんて後ろ姿を見ながら思う。



思う…男前だねぇ…ってあたし何考えてんの?!



「ひゃあーちょーデッカイ!!!」



スイカを見た瞬間、いつものように高い声を上げてハシャグ夏沙先輩。



無邪気すぎる。



「これ割りがいあるね」



「夏沙一番にやるー!!」



お爺ちゃんとお婆ちゃんは楽しそうに弥生先輩の隣に腰を下ろした。



わくわく。


あたしの胸は高鳴るばかり。



あたしはお祭りとか、そういう系が大好きだ。


トップに立って仕切ったりとかは絶対しないけど、影ながらコッソリ参加するのが好き。