死にそうになっていると、やっと体が浮上した。



「ガホッッゲホゲホッ!!!」



止まらない咳。


ツーンと広がる鼻の痛みに、あたしは唸った。




一体、何が起こった…?!



あたしは鼻を強く押さえたままゆっくりと振り返る。


そこにはヘロヘロと笑みを見せる人がいた。



「ボーっとしすぎだよ香澄ちゃーん」



…慎也先輩。



あたしはピキリとコメカミを疼かせると、大声で叫んだ。



「なにするんですか先輩!!!鼻ツーンってなったじゃないですか!!!死ぬかと思いましたよッ!!!」



けれど先輩は面白そうにケラケラ笑いながら、



「面白かったでしょー?」



そういう先輩に腹をたてたあたしは、



「先輩のバーカッ!!!!!!!」



浮いていた水鉄砲を先輩目掛けて発射した。



見事直撃。


あたしウマっ! なんてガッツポーズをしてみた。