「なーにー」



先輩は大きな荷物を抱えながらも笑顔で振り返ってくれる。



恐いと思う。


けれどここで黙ってこのままではいけないような気がしたから気持ちを声に変えてみた。



あたしはしっかり先輩を見つめると尋ねた。




「あたしも………輝けますかっ?!」




そんなことあたしだって分からないんだから先輩に分かるはずがないだろう。



それでも聞いてみたかった。


1番キラキラと輝いている先輩にこの質問を。



求めている答えはない。


ただ単純に先輩の言葉を求めている自分に気づいてしまった。



先輩は暫し悩んだ後、こう口にした。



「香澄ちゃんの勇気次第でそれは変わってくるんじゃないのー?」



先輩の声が鼓膜を震わせ、あたしの中に入ってくる。


それはあたしにとって、心強い言葉だった。