何も言わない先輩。


あたしも何も言わない。



ただあたし達の間を気持ちよい風が吹き抜けていくだけ。



この沈黙は嫌いじゃない。



そよそよと、風が心地よい。


トクントクンと、胸が高鳴る。



先輩の隣はとても心地よい。


とても安心できる。



先輩…



あたしはそっと、先輩の手の上に手を乗せた。



あたしよりぜんぜん大きな先輩の手。


肉つきもぜんぜん違う。