これは、きっと〝運命〟だったんだと思う。 これが、あたしと先輩の。 初めて出会った瞬間だった。 この時から。 あたしの運命という歯車は、少しずつ逆回転を始めたのだった。 それに気づくのは、当然まだ先のこと。