分かっているけど、 小人さん…早く来て…!!! そんなことまで思ってしまう。 あたしはすっかり世界に入り込んでしまった。 これが人を引き付けるパワーなんだろうか。 観客も演劇部も全てみんなが1つになっている気がする。 疑うことを知らない白雪姫。 白雪姫はお婆さんから貰った林檎をかじった。 バタンっと床に倒れた白雪姫。 みんなが息をのんだ。 ピクリともしない白雪姫。 どこからか女の子のすすり泣く声が聞こえる。 なぜだろう。 あたしも泣きそうになってしまった。